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受験と心理の関係②

前回では受験と心理の関係について簡単に解説させていただきました。

それでは具体的な話に入っていきます。

自分の心を操作するテクニックは多数あるのでここでは役立ちそうなものをピックアップして書いていきます。

・大きな目標より小さな目標をつくる

人は、いきなり高い目標を示されるよりは、目標に至る心理的距離の近いほうがやる気をおこす、ということを立証した実験があります。

アメリカ南部のミシン工場で、見習い工を二つのグループにわけ、一方には「あなたがたも、十四週目の終わりまでには、このくらいまでになれるはずです。がんばってみてください」と、熟練工が到達している高いレベルの生産水準だけしか示さなかった出のです。

これに反して、もう一方のグループには、最終目的として、実際に熟練工の水準をみせて、「みなさんが、一足とびにあそこまで行くのは無理です。

まず最初の週はここまでにしましょう」と、下位目標(小さな目標)を一週ごとに示したのです。

結果は、後者のほうが、圧倒的に良い成績を上げましたが、心理学でいうここの下位目標をつくることは、私たちの勉強にとっても、非常に大切なことです。よく計画だおれに終わることがわかっているのに、無理に大きな目標をかかげる人がいますが、これなどは山のふもとにたって、「まだ、こんなに登らなければならないのか」と、あまりの高さに意欲をくじかれるようなものです。

計画をつくり、最終目標を決めたら、つぎには、一日分の実現可能な目標を立て、計画全体にはあまりとらわれないようにしなければ、いたずらに意欲をくじいて、時間を浪費する結果にしかならないでしょう。

一日分ずつ、目標をこなして、自身を積み上げていくことが大切です。

・目標のない勉強は、横棒(バー)のない高飛びのようなもので力を出し切れない

目標という言葉はあまりにも使い古されているので、目標の大切さに不感症になってしまっているのではないでしょうか。

目標を立てる大切さを、アメリカの心理学者ウッドワー酢は、高飛びの例で説明しています。

走り高跳びをするとき、何もない空中へ飛びあがらせただけですと、ポールとポールの間に横棒を渡してそれを超えるように飛ばせたときより、明らかに低い跳躍しかできなかったというのです。この横棒の役目こそ目標だといえるわけです。

まとめ

目標は必要。
大きな目標(最終目標)を作り、次にその目標を達成するために小さな目標(一ヶ月、一週間、毎日の目標)をつくる。

こちらにて続編があります。